脚本・作画  色彩工房
発行  野國總管甘藷伝来400年祭実行委員会
マチューの活躍で、中国船は無事、

那覇の港へ入ることができました。

そこへ、船に乗っていた男の人が

やってきました。


「助けてくれてありがとう

ございました。

私は陳といいます。

あなたの名前を教えてください」

マチュー 「はい。私はマチューといいます」

「マチューさん、このご恩は忘れません。

ありがとう、ありがとう」

陳さんが、何度も何度も

お礼を言うので

マチューはうれしいような、

はずかしいような、

くすぐったい気持になりました。

人の役にたちたいという想いは、

ますます大きくふくらんで

きたのでした。