無事、琉球に帰ってきたマチューは
芋を植えるため、すぐに野国村に
戻りました。
中国から持ち帰った種芋を
土の中に一つずつ、
丁寧に埋めていきます。
村のみんなは不思議そうに
たずねました。
「マチュー、何しているの?」
「マチュー、これは何ねぇ?」
|
マチュー |
「これは芋という食べ物です。
うまくいけば、半年後には
食べられますよ」
マチューはやさしく答えました。
|
|
いよいよ、
芋の収穫のときがきました。
村のみんなと畑に向かった
マチューは、
大切な芋を傷つけないように、
そっと土を堀りました。 |
|